「海外のお客様向けに、英語ページも付けたいです」。たとえば初回の打ち合わせで、こんな要望が出た場面。日本語ページと同じデザインを使えばよさそうでも、どこまでを制作費に含めるかは、まだ決まっていません。
先に聞きたいのは、何を英語で伝え、公開後にどう更新するかです。全ページを英語にするのか、必要な情報だけをまとめるのかで、ページ構成も管理方法も変わります。
全ページを訳す前提でよい?
たとえば、海外から来店する人に営業時間とアクセスを伝えたいなら、それらをまとめた英語の案内ページが選択肢になります。一方、海外の取引先に事業内容や製品を詳しく紹介したいなら、複数のページが必要かもしれません。
まずは「誰が、何を知るための英語ページか」を確認します。日本語版の会社情報、サービス紹介、お知らせ、問い合わせフォームまで、すべて同じ範囲にするとは限りません。
フォームも英語にするなら、入力欄の文言だけでなく、送信後の案内や返信メールをどうするか、英語の問い合わせを誰が受けるかまで話に含めます。
翻訳原稿は、誰が用意して確認する?
英語原稿をクライアントから支給してもらうのか、翻訳の手配も依頼されるのか。翻訳内容を最終確認する人と、原稿がそろう時期も決めておきたいところです。
日本語のデザインが完成しても、英語を入れた状態の確認は別に必要です。 見出しやボタンの文字量が変わると、折り返しや配置を調整することがあります。画像の中に日本語が入っていれば、英語版の素材を用意するかも確認します。
翻訳原稿を流し込む作業と、翻訳そのものの手配・確認を分けると、担当範囲を伝えやすくなります。
日本語を更新したら、英語はどうする?
公開時にページがそろっていても、その後の情報更新は続きます。たとえば料金や営業時間を変更したとき、英語版も誰かが確認して更新する必要があります。
日本語版と英語版をそれぞれ手作業で更新するのか、管理画面で言語ごとに編集したいのか。自動翻訳を希望しているなら、訳文を修正できる必要があるかも聞きます。自動翻訳を使っても、料金や案内の内容が正しいかを確認する担当は決めておきたいところです。
更新する人と対象ページが分かってから、個別の英語ページで足りるか、言語ごとの管理機能が必要かを検討します。WordPressのプラグイン名を先に決める必要はありません。
見積りを出す前の返答例
クライアントへは、たとえばこう確認できます。
英語で案内したい内容と、翻訳原稿をご用意いただけるかを教えてください。公開後の更新方法も伺い、必要なページと制作範囲を整理してからお見積りします。
「英語対応一式」だけでは、翻訳、画面の調整、言語の切り替え、更新機能のどこまでが含まれるか伝わりません。
対象ページと運用の希望が分かっても、既存のWordPressにどう追加できるかは、今の構成を見て判断する部分が残ります。英語で届けたい内容、予定しているページ、更新する人。分かっている範囲を添えて、記事下の相談ボタンからご相談ください。提案や金額を確定する前に、実装方法と必要な作業を整理できます。